RI会長メッセージ

国際ロータリー2022-2023年度テーマ イマジンロータリー

2022-2023年度国際ロータリー会長 ジェニファー・ジョーンズ

2022-2023年度国際ロータリー会長
ジェニファー・ジョーンズ

RI会長メッセージ
President's message

ロータリーに入会して以来、毎月、ロータリーの雑誌が届くのを楽しみにしています。特に、冒頭の会長メッセージ。電子版もいいのですが、それでもやはりじっくり椅子に座って、つやつやのページをめくるのは楽しいものです。私たちみんなが大切に思っている、この素晴らしい団体の姿を映し出す写真や、忘れがたいストーリーの宝庫ですから。私は長年にわたり、奉仕プロジェクトや皆さんが変化をもたらした人々の暮らしについて、この雑誌から多くを学んできました。

コミュニケーションの専門家としては、私たちのストーリーがマスコミで日常的に取り上げられ、ロータリーの雑誌が病院や喫茶店などに置かれて人々に読まれる日がいつか来ることを楽しみにしてきました。ロータリーの会員が自分たちの活動について詳しくなるのは素晴らしいことですが、より多くの人が私たちのストーリーを知ってくれたら、もっとすてきだと思いませんか。

このことを念頭において、私は、今年度、世界中でロータリーを推進するための計画を練りました。今後12 カ月間で、世界に示していけるようなロータリーの奉仕プロジェクトに光を当てていきます。それも、戦略的に。夫のニックと私は、各重点分野で最も影響が大きく、持続可能で大規模なロータリープロジェクトに焦点を当て、それを「イマジン・インパクト・ツアー」と呼びます。

一流のジャーナリスト、思想的指導者、インフルエンサーを招き、彼らのチャンネルを通して奉仕したいと思いつつも、ロータリーに参加すれば奉仕ができることを知らない人々に呼びかけることで認識を高めてもらいます。

考えるべき重要な問題は他にもあります。例えば、私たちの生活、活動で排出される温室効果ガスについてです。私は、環境問題においてロータリーがリーダーシップを発揮する立場に就き始めたことを重く受け止めています。ロータリーの会員たちは、コロナ禍でロータリーが未来を切り開くための鍵となるための模範を示してくれました。

例えば、デジタル技術を活用してロータリーのストーリーを発信していきましょう。関心がある人に届くように、ツイートや投稿、ライブ配信を行うのです。環境への配慮が必要であるということは、イベントなどを毎回対面式で行うのではなく、この2 年間私たちがしてきたように有意義な方法でつながり続けることでもあるでしょう。

もちろん、ロータリアンは社交的ですから、交流の機会は必要です。ただ、今までより慎重に計画して、少しだけ違うかたちで集まる方法を考えないといけません。例えば、プロジェクトのために現地を訪問する際には、続けて、その近隣で行われているプロジェクトも訪問する、といったようにです。

皆さんにはどういうストーリーがありますか? 発信するのを手伝ってくれる人はいますか? 皆さんも「イマジン インパクト」に取り組みませんか。あなたのストーリーは、ソーシャルメディアやビデオ会議システムでも簡単に発信できるかもしれません。クラブや地区で注目すべきプロジェクトを紹介する方法を、ぜひお考えください。

ロータリーの奉仕活動と理念がもたらす影響は、私たちみんなが感じています。今こそ、この感覚を世界の人々と共有する時です。